
<関西オープン 初日◇13日◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府)◇7051ヤード・パー71>
国内男子ツアー第2戦「関西オープン」は初日を終え、今大会がツアーデビュー戦の宇喜多飛翔(うきた・つばさ)が7アンダー・首位タイ発進を切った。
8バーディ・1ボギー「64」と上々のスコアで、レギュラーツアーでのプロデビュー戦を滑り出した宇喜多。「いいゴルフができたかなと思います。先週ABEMAツアーのNovil Cupではパッティングに苦しんでいましたが、今週、パターを変えたらよくなったのでよかったです」と、振り返った。
インスタート10番パー5のセカンドショット、残り280ヤードを4番ウッドでグリーン奥ラフまで持って行き、そこから4メートルに寄せておはようバーディ。続く11番もバーディとし、迎えた13番パー4。ティショットを5番ウッドで打ち、残り135ヤードのセカンドショットを52度のウェッジでカップに入りかけるぐらいの距離につけ余裕のバーディ奪取。
さらに勢いは止まらなかった。16番、17番、18番と3連続バーディを奪って前半を終え、グリーンに「乗ってくれたらほぼ入ってくれた」と話した。
勢いづいた宇喜多は、後半バック9も崩れなかった。4番パー4でOBを打つも、なんとかボギーで納めた。次の5番パー4でバウンスバック、この日7つめのバーディを獲り、最終9番パー5でもバーディフィニッシュ。結果7アンダーで首位タイに立った。
昨年大会ではローアマを獲得した宇喜多。「そうですね。去年ローアマで、その前の大会も2日目までよかったので気にしたことはなかったですが、相性は悪くないのかな。自分ができることをやって、成績がついてくればいいなっていう気持ちでいます。優勝を意識しすぎてもダメかなと思うので、自分のゴルフができたらいいなと考えています」と、静かに闘志を燃やし、プロ初優勝を狙っていく。