
<ザ・プレーヤーズ選手権 初日◇9日◇TPCソーグラス スタジアムC(米フロリダ州)◇7256ヤード・パー72>
4大メジャーに次ぐ規模で行われる米国男子ツアーの旗艦大会「ザ・プレーヤーズ選手権」。『第5のメジャー』とも呼ばれている。松山英樹は過去7度の出場でトップ25入り5回、そのうち2回は7位と8位に入っており、コースとの相性は悪くない。
しかし、今年の初日は2つのダブルボギーを打つなど、5バーディ・3ボギー・2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで「74」と出遅れ。「うーん…、何でうまくいかないのかわからない」と首をひねった。
そのうえで「ミスの幅はだいぶ減ってきているので、そこはよかったなと思うけど、パッティングが少し良くないので、そこをなんとかしたいと思っている」と、ショットの感触自体は悪くないが、パッティングに課題を感じている。さらに「行ってはいけない場所、マネジメントミスもあったし、そういうのがもったいないなという感じ」とモヤモヤとした初日となった。
10番ホールからスタートして最初のダブルボギーは14番パー4。グリーン手前から打った3打目のアプローチがグリーン右奥まで転がってしまう、4打目のアプローチはエッジに止まり、3.5メートルのボギーパットを外した。「グリーンが速くなっているのは分かっていたけれど、なかなかうまく対応できなった」と悔やむ。2つめのダブルボギーは折り返した1番パー4で、1.5メートルのパーパットを1メートルオーバーさせて3パットを喫した。
それでも終盤は5、6番で連続バーディを奪い、上がり3ホールはパーで締めた。「やりたいことをしっかりやれば、ああやって良いのが出るのはわかった」とあすにつながる好感触も得た。
昨年から悩まされている首痛については、練習ができるようになってきていることから、いまのところ心配なさそう。「伸ばさないと予選も厳しいので、60台を目指して頑張りたい」と持ち前の修正力で巻き返しを図る。