「多摩モノレール延伸」町田市が検討加速 24年度から都市計画手続き目指す

事業化に向けて着々と検討が進む予定です

延伸予定地のまちづくりを具体化へ

 東京都町田市が、多摩都市モノレール町田方面延伸の事業化と、沿線まちづくりの検討を加速させます。このほど市は2023年度予算案を発表。その中で「多摩モノレールまちづくり事業」として2億6870万円を計上しています。 

 多摩都市モノレールは両側で延伸計画が進行中。北側では上北台駅からJR八高線の箱根ヶ崎駅まで、南側では多摩センター駅から山崎団地や桜美林学園などを経由して町田駅までを結ぶ計画です。 町田市は、2024年度から都市計画手続きや事業認可手続きに入るスケジュールを想定しています。それに向けてまず来年度は、モノレール延伸による便益を高めるための施策として「沿線まちづくり構想」を策定するほか、延伸予定地の木曽山崎団地で、住宅地を多機能化するための調査測量を実施します。忠生・北部エリアでは、緑地空間を活用するためのプラットフォーム運営に向けた検討を実施。また、モノレール新駅周辺の基盤整備のための基金も積み立てます。

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