
アトレティコ・マドリードからチェルシーにレンタル加入中のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスに対し、レアル・マドリードが関心を寄せているようだ。11日、スペインメディア『Fichajes』が伝えている。
現在23歳のJ・フェリックスは母国の名門ベンフィカで頭角を表し、2019年7月にクラブ史上最高額となる推定1億2000万ユーロ(約170億円)の移籍金でアトレティコ・マドリード加入を果たした。攻撃の主軸としての活躍が期待された同選手だったが、適応に苦戦し、チーム内で絶対的な地位を築くことができず。出場機会を減らした今シーズンは、冬の移籍市場で買い取りオプションなしのレンタル移籍でチェルシーに放出された。
そんなJ・フェリックスに今年夏の移籍市場でのレアル・マドリード移籍の可能性が浮上しているようだ。報道によると、レアル・マドリードは現在35歳のフランス代表FWカリム・ベンゼマが度重なる負傷離脱を強いられている点を考慮し、新たな攻撃の柱となり得るプレーヤーの獲得を検討しているという。すでに複数人をリストアップしており、J・フェリックスもその中に名前が含まれているようだ。同クラブを率いるフロレンティーノ・ペレス会長は以前からJ・フェリックスの能力を高く評価しており、現在もその動向を注視していると『Fichajes』は伝えている。
今シーズン終了後には一旦アトレティコ・マドリードに戻ることとなるJ・フェリックス。しかし、ディエゴ・シメオネ監督が来シーズンも続投となった場合には、引き続き同クラブでの出場機会は限定される可能性が高いと見られている。こうしたことから、J・フェリックスが今年の夏にアトレティコ・マドリード退団を決断する可能性もあると『Fichajes』は指摘している。
なお、J・フェリックスはレンタル先のチェルシーでここまでプレミアリーグ2試合に出場。現地時間11日に行われたプレミアリーグ第23節ウェストハム戦では加入後初ゴールも記録した。