
ミランがアーセナルからスタッド・ランスにレンタル中のU-21イングランド代表FWフォラリン・バログンに関心を寄せているようだ。10日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在21歳のバログンはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。アーセナルの下部組織出身で、2020年10月29日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のダンドーク(アイルランド)戦でトップチームデビューを飾った。その後は下部組織で得点を量産すると、2021-22シーズンのプレミアリーグ開幕戦ではスタメン出場を飾った。
しかし、それ以降はトップチームでなかなか出場機会を得ることができず、昨年1月にはミドルスブラ(英2部)にレンタル移籍。同年夏にアーセナルに復帰するも、すぐさまスタッド・ランスにレンタルで放出された。しかし、今シーズンはフランスの地で秘めていた能力が爆発。ここまでリーグ・アンで23試合に出場し14ゴールをマーク。パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・エンバペやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシら錚々たるメンバーを抑え、得点ランクトップに付けている。
今シーズンのブレイクを受けて、多くのクラブの注目の的となっているバログンだが、報道によるとミランも同選手の活躍とプレーに感銘を受けており、強い関心を寄せているようだ。同クラブは今シーズン終了後の夏の移籍市場でのオファー提示も視野に、今後もバログンの動向を注視していくものと見られている。
今シーズン終了後には保有元のアーセナルに復帰する予定となっているバログンだが、同クラブではブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス、イングランド人FWエディ・エンケティアに次ぐCFの3番手になる可能性が高いと見られている。アーセナル側もこうしたことを考慮した上で、バログンの来シーズン以降の去就についての検討を重ねているようだ。『デイリーメール』は、一定額以上の移籍金が提示された場合にはアーセナルが売却に応じる可能性もあると指摘している。