「熊本西環状~九州道 直結」具体化へ 下硯川から「熊本北JCT」さらに中九州横断道へも

熊本市西部から九州道へ直結し、さらに大分市まで直結する計画です。

都市計画決定の前準備

 国土交通省 熊本河川国道事務所は2023年1月20日(金)、熊本市北部で計画されている高規格道路「中九州横断道路」のうち、熊本西環状道路と九州道をつなぐ区間(下硯川~熊本北)について、都市計画決定や環境アセスのためのルート・構造決定の準備のため、地域住民あて意見募集を開始しました。 中九州横断道路は、熊本市と大分市を直結する高規格道路。鉄道でいうところのJR豊肥本線にあたるネットワークを形成します。計画総延長約120kmのうち、熊本県内では大津IC~阿蘇西ICの約12km、大分県内では竹田IC~犬飼ICの約25kmが開通済み。ほかにも九州道~大津西、県境~竹田ICがすでに事業化されています。 今回検討段階に入っているのは、最西端の区間。熊本市街をバイパスする”環状高速道路”のうち、西側を担う熊本西環状と、東側を担う九州道とをつなぐ3km弱の部分です。熊本西環状は市街西側の山肌を縫っていき、JR崇城大学前駅付近の花園ICまでが開通済み。最終的には熊本港線と接続する砂原IC(仮)へ至る計画で事業中です。 開通すれば、熊本市西側エリアが広域道路網に組み込まれ、市街の渋滞を避けて時間短縮が図られます。 意見募集ではこの区間を「単独の自動車専用道として整備」するか、「交差点も存在する一般道として整備」するかの決定材料とします。比較検討表では前者のほうが整備費は50億円ほど安く約400~500億円。後者案ではきめ細かなアクセスが可能ですが信号により所要時間は伸びます。 アンケートははがきかWeb回答で、回答期限は3月17日です。ルートや構造が決定すれば、事業化に向けた諸手続きが進んでいくこととなります。

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