
ミランがバルセロナからレンタル加入中のアメリカ代表DFセルジーニョ・デストについて、買い取りオプションの行使を検討しているようだ。22日、スペイン紙『アス』が伝えている。
現在22歳のデストは、2020年10月にアヤックスからバルセロナに加入。加入後2シーズンは公式戦通算72試合に出場し3ゴール4アシストを記録するなど、右サイドバック(SB)を主戦場にコンスタントに出場機会を得ていた。しかし、在籍3年目となった今シーズンはシャビ・エルナンデス監督の構想に入ることができず。メンバー外の日々が続くと、昨年9月に買い取りオプション付きのレンタルでミランに加入した。
今回の報道によると、ミランは現在デストの買い取りオプション行使を本格的に検討しているという。同選手はミランで今シーズンここまで公式戦13試合に出場。スタメン出場こそ3試合にとどまっているが、クラブ側はデストを右サイドの貴重なバックアッパーと捉えており、来シーズン以降もスカッドにとどめておくことを望んでいるという。
ミランが買い取りオプションの行使に踏み切る場合、当初バルセロナは2100万ユーロ(約29億円)程度の支払いを要求するものと見られていた。しかし、バルセロナ側はデストの復帰を望んでおらず、2100万ユーロ(約29億円)よりも低い金額で同選手の放出を容認する姿勢を見せているようだ。ミラン側に2100万ユーロ(約29億円)を支払う意思はないと見られているが、バルセロナ側が要求額の引き下げに応じた場合、買い取りオプションが行使される可能性があると『アス』は指摘している。
両クラブは今後、金額についての交渉を進めていくものと見られている。果たして22歳のアメリカ代表DFは、来シーズン以降どのクラブでプレーすることになるのだろうか。