プレミアでは9位に低迷…チアゴがリヴァプール不振の要因に言及「フィジカル的なことだけでなく…」

 リヴァプールに所属するスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが、現在のチーム状況について言及した。22日、イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。

 ここ数年マンチェスター・Cと激しく覇権を争い続け、プレミアリーグを牽引してきたリヴァプール。昨シーズンはリーグ制覇こそ逃したものの、FAカップとカラバオカップで頂点に輝き、チャンピオンズリーグ(CL)でも決勝進出を果たすなど無類の強さを見せつけた。昨年夏には複数クラブとの争奪戦の末にウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスを獲得。ユルゲン・クロップ体制8年目で迎える今シーズンの戦いにも大きな期待がかかっていた。

 しかし、開幕前の期待とは裏腹に今シーズンは序盤から苦戦が続いている。チャンピオンズリーグ(CL)ではナポリに次ぐ2位で決勝トーナメント進出を決めたものの、プレミアリーグでは中位や下位チーム相手の勝ち点の取りこぼしが目立ち、19試合を終えた段階での戦績は8勝5分6敗。CL出場圏内の4位と「10」ポイント差の暫定9位に低迷している。

 今シーズンここまで公式戦22試合に出場しているチアゴはチームの不調を認めつつ、不振の要因について次のようにコメント。あと一歩のところで4冠達成(プレミアリーグ、CL、カラバオ杯、FA杯)を逃した昨シーズンの心理的ダメージから、チームが立ち直れていないと明かした。

「(不振の要因は)フィジカル的なものだけではなく、心理的なものだと思っている。昨シーズンはすべてを勝ち取るまであと少しだった。僕たちは4冠達成に手を触れていたのに、悲しいことにそれはどこかへ行ってしまい、目標は達成できなかった」

 その上でチアゴは「こうした悲しい時にこそチームは団結しなければならない」と強調し、シーズン後半戦に向けた意気込みを次のように示した。

「できる限り上位に食い込むために1試合1試合ポイントを取りに行く。目標は常に次の試合だ。トップ4に入ることでもなく、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保することでもない。ただ次の試合が目標なんだ。シーズンはまだ先が長いし、CLとFA杯では勝ち残っている。プレミアリーグでは望んだ順位ではないが、2つの大会で勝ち進めているのだから良いと思う」

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