
スペイン紙『マルカ』は14日、レアル・ソシエダとアスレティック・ビルバオの一戦を振り返り、1ゴールを記録したMF久保建英に最高評価を与えた。
現在ラ・リーガで3位につけるレアル・ソシエダはこの日、ホームで7位ビルバオとの“バスク・ダービー”に臨んだ。久保はこの試合も先発出場すると、開始1分でさっそく股抜きパスを披露するなど会場を沸かせる。そして1点リードで迎えた37分、ゴール前でボールを受けた久保は、対面するDFをワンタッチの股抜きで置き去りにすると、華麗な一撃でソシエダに追加点をもたらした。さらに60分には、相手のミスを逃さずゴール前に運ぶと、PKと相手DFの一発退場を誘発。このPKでリードを広げたソシエダは、3-1と快勝し3位をキープした。
好調ソシエダのなかでも抜群の存在感を放った久保。この日、本拠地『エスタディオ・アノエタ』の史上最多観客数を更新したファンたちからは、76分にベンチへ下がる際、「クーボ!クーボ!」の盛大なコールが発生した。また、試合後にはラ・リーガからマン・オブ・ザ・マッチにも選出されている。
そして『マルカ』も、試合後の全選手評価で久保にこの試合唯一となる星3つを与えた(最高星3つ、最低星1つ)。この一戦の総括記事では、見出しを「喜びに満ちた“偉大なるクボ”」と銘打ち、続けて「日本人は、レアル・ソシエダのダービーでの勝利において決定的な存在となった。ゴールを決め、素晴らしい股抜きをみせ、PKを誘発した」と、ダービーでの主役としての働きを高く評価している。