PGAツアーが選手に“サウジ参戦”を許可!? 驚きのその大会とは…

PGAツアーが“数名のメンバー”に対して、サウジアラビアでの大会参戦を正式に許可した、という大ニュースが流れた。

そのサウジの大会とは「PIFサウジ・インターナショナルbyソフトバンクインベストメント」。2月2日、サウジアラビアのジェッダ郊外、ロイヤルグリーンズG&CCで開幕する。昨年まではDPワールドツアー(欧州ツアー)の一大会で、2019、21年を制したダスティン・ジョンソン(米国)ら、多くのPGAツアー選手が参戦していた。

しかしそのタイトルスポンサーをつとめる『PIF(パブリリック・インベストメント ・ファウンド)』はサウジアラビアの政府系ファンドで、今やPGAツアー、DPワールドツアーと敵対する『LIVゴルフ』を全面的にバックアップする存在。そのためDPワールドツアーは同大会から撤退した。

ただグレッグ・ノーマン(オーストラリア)率いるLIVゴルフを支援するPIFは、アジアンツアーへの投資を開始。その結果、23年シーズン開幕はサウジアラビアで迎えることとなった。

2月3日の週、PGAツアーは「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」(米カリフォルニア州)が開催されるため、“サウジ参戦”にはPGAツアーの許可が必要とされる。19年から始まった同大会は例年、PGAツアーからも多くの選手が参戦してきた。前述したDJをはじめ、20年はグレアム・マクドウェル(北アイルランド)、昨年の第4回はハロルド・バーナーIII(米国)が制している。ちなみに彼らはみなPGAツアーを去り、今はLIVゴルフで戦っている。

昨年大会には世界ランキング6位のザンダー・シャウフェレ(米国)、トニー・フィナウ(米国)、そしてトム・キム(韓国)も参戦している。ただしPGAツアーは現時点で出場を許可した人数、また選手名については公表していない。(文・武川玲子=米国在住)

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