
タバコを止めた方が良いことなんてわかっている(喫煙によってリスクが高まる病気 )けれど、自力じゃ止められない。そんなあなたはもしかするとニコチン依存症かもしれません。一度ニコチン依存症になるとそう簡単にタバコを止めることはできません。自分が依存症であることを認識し、自力で苦しむのではなく、第三者のサポートを受けてみることでスムーズに禁煙が成功するかもしれません。そこで今回は「禁煙外来」について調べてみました。
禁煙の新たな選択肢「禁煙外来」とは
「禁煙外来」とは病院のサポートのもと禁煙を進めていく診療方法のこと。禁煙の治療法を熟知した医師が禁煙補助薬を処方してくれたり、離脱症状の発生といった、治療経過のもろもろを見守り、適切なアドバイスを提供してくれます。禁煙治療を受診した患者の80%が禁煙に成功しているとされます。自力じゃタバコを止められない、そんな方こそ禁煙外来を受けるべきなのです。
自分がニコチン依存症であるかチェックしてみよう
ニコチン依存症とはいわゆる喫煙習慣が止められない症状のことを指します。以下の項目に5個以上心当たりのある方はニコチン依存症と判定されます。自分がニコチン依存症であるかをチェックしてみましょう。
■吸う予定よりも多く吸ってしまう
■吸うタバコの本数を減らすことができなかった経験がある
■喫煙を控えるとほしくてたまらなくなる
■禁煙したとき減らしたときに以下の症状が現れる
イライラ/眠気/神経質/胃がむかむか/落ち着かない/脈が遅い/集中しにくい/手の震え/憂鬱/食欲・体重増加/頭痛
■上記症状を抑えるため喫煙した経験がある
■病気発症時からだに障ると知っても喫煙してしまう
■喫煙が健康を害していると知っても喫煙してしまう
■喫煙が精神を害していると知っても喫煙してしまう
■自分がタバコに依存していると感じる
■喫煙できない環境の仕事や付き合いを何度か避けた経験がある
条件を満たせば保険適用で診療が可能
ちなみに禁煙外来は条件を満たせば保険適用で診療が可能のようですよ。処方される治療薬によってばらつきはありますが、8週間から12週間の治療で13,000円から20,000円ほどで済むようです。条件も長期間タバコに依存している多くの方が該当するものなので特別難しいものではありません。
具体的には以下の条件に合致する方が対象です。
■上記のニコチン依存症チェックで5個以上該当する方
■一日の喫煙本数×喫煙年数=200以上の方、もしくは35歳未満の方
■すぐに禁煙したいと考えている
■治療を受けることを文書で同意する
これなら自分にもできそうだ、禁煙外来に興味が出てきた、という方は早速お近くの禁煙外来を取り扱う医療機関を受診してみてはいかがでしょうか。禁煙を成功させる秘訣も要チェックです。
writer:サプリ編集部