
10年以上の分裂状態にあった日本バスケットボール界が歴史的統合を果たし、新リーグが開幕したのは昨秋。その歴史的統合を記念してつくられた一般社団法人Next Big Pivot(代表理事 梶川三枝氏)が、Bリーグ開幕直前に、ニューヨークで女子学生向けスポーツビジネス研修を実施した。
昨年6月中旬に開催された応募説明会には、Bリーグ事務局長、ニールセンスポーツ・ジャパン代表取締役も登壇、8月初旬にBリーグオフィスで開催された事前研修では、大河チェアマンも参加者に激励の言葉をかけた。
現地ニューヨークでは、普段は入ることができないNBA本部やNBA選手会本部でのオフィスツアーやプレゼン、女性リーダーとのパネルなどかけがえのない体験をし、また、コロンビア大学でも、スポーツマネジメント学部からの特別講義を受講。また、スペシャルオリンピックスNYC支部や、セントラルパークで開催されたチャリティイベントなども訪問し、スポーツビジネスの現場を多角的に学んだ。
成田では不安でいっぱいだった参加者も、JFKから出発する頃には、まるで別人のように自信と勇気に満ち溢れ、「私の人生を変えた」と言い切る参加者も出るほどだった。
この日本初の「スポーツビジネスx女性のエンパワメント」プログラムの報告会を兼ねたチャリティディナーが今月23日(木)に都内で開催される。基調講演を務めるのは、JBA(日本バスケットボール協会)会長の三屋裕子氏。女性がトップを務めるのは日本のスポーツ団体では希少だ。
チャリティーディナーのハーフタイムでは、FacebookのCOOシェリル・サンドバーグ氏が立ち上げたイニシアチブ「Lean In」の日本地域代表(東京支部)共同創立者によるNBAのスター選手も登場する連携ビデオの紹介や、スポーツ庁による経産省、文科省とのコンソーシウムに関連したスポーツビジネス界の人材育成についてショートスピーチも予定されている。
また、参加者によるパネルでは、Jr. NBAアジアのアドバイザリー・カウンシル・メンバーも務める諸橋寛子氏にモデレーターとして登壇、サイレントオークションには、プロバスケットボール選手とのプライベートレッスン権利なども用意されている。
ACCJ(在日米国商工会議所)オリンピック・スポーツビジネス委員会からの後援を受け、日米のスポーツビジネス幹部の交流会としても意図されているようだ。会場の東京アメリカンクラブは2020年オリンピック大会期間中、USOC(米国オリンピック委員会)の拠点として機能することが決定している。
日程:2017年2月23日(木)
時間:午後7時~9時30分(午後6時30分開場)
会場:東京アメリカンクラブ
主催:一般社団法人 Next Big Pivot
後援:ACCJ(在日米国商工会議所)オリンピック・スポーツビジネス委員会
協力:Lean In Tokyo、NBA ジャパン
定員:80名程度 (着席)
参加費:25,000 円(抽選券付)
言語:英語/日本語 (逐次通訳)
・18時30分 受付開始
・19時00分 主催者ご挨拶(NBP)
・19時15分 基調講演
公益財団法人日本バスケットボール協会会長 三屋裕子氏
・19時45分 研修概要説明、実施内容報告(NBP&参加者)
・20時25分 【ハーフタイム】
Lean In Tokyo/ Women in Technology Japan/ スポーツ庁
・20時45分 パネル (NYC研修参加者、諸橋寛子氏 )
・21時15分 応援メッセージ (Bリーグ&ニールセンスポーツ)
・21時30分 閉会のご挨拶
[写:(c)Next Big Pivot/Yukihito Taguchi]