池ポチャに「まだまだだな」 それでも岩井千怜は米ラストラウンドに“欲”全開「攻めていきます!」

<CMEグループ・ツアー選手権 3日目◇22日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6734ヤード・パー72>

最終18番、岩井千怜の2打目は池につかまった。右手前から左奥に広がるグリーンで、ピンは左から4ヤード奥。残り190ヤードから6番のアイアン型ユーティリティで放った2打目は、傾斜を下って赤杭に吸い込まれた。
右サイドを広く狙って軽くドローをかけていくイメージだったが、出だしから左に飛んだ。アゲンストの風を感じて、力が入ってしまった。「打つ前に“イヤだな~”と思いながら…。案の定、飛ばしにいっちゃった。そうなるよな、っていう感じでした」。

処置後のアプローチは寄せきれずも、3メートルのフックラインを決めてガッツボギー。この日は6バーディ・3ボギーの「69」で回り、トータル8アンダー・24位タイとやや後退した。

今大会では“水”に悩まされている。初日、2日目は1番パー5で、3日目はこの18番と8番パー3で池に入れた。8番はティショットが「アンラッキー」もあって、ガードバンカーのさらに手前にある池にショート。これも4メートルを決め切るナイスボギーだった。

伸ばし合いの大会ながら、18番は平均スコア『4.250』で最難関ホールだった。アグレッシブさが信条ながら、ここは攻めた結果とは割り切ることができない。「攻めるところと攻めないところでいえば、18番はそこまで攻めなくていいピンポジション。まだまだだなって。もっと成長したい」と反省する。

あすの最終日は、ルーキーイヤーのラストラウンドになる。「あしたも攻めちゃう気がするんですよね。そこはせめぎ合いというか…。欲を捨てないといけないけれど、出ちゃいますねえ」。一年の締めくくり。悔いだけは残したくない。

「恐れずに攻めていきます! そうしないと差が縮まらないので」。2位に6打差で独走状態のジーノ・ティティクル(タイ)とは14打差。攻めと守りのメリハリをつけることは肝に銘じつつ、欲を前面に押し出した気合いのプレーを誓う。(文・笠井あかり)

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