【北京、ソウル時事】中国外務省の毛寧報道局長は20日の記者会見で、マカオで24日に開催予定だった日中韓3カ国の文化相会合を延期すると明らかにした。高市早苗首相の台湾有事に関する発言が「3カ国協力の基盤と雰囲気を壊した」と説明。発言を巡る日中間の摩擦が3カ国協力にも波及した形で、日本での早期開催を目指す3カ国の首脳会談も実現が難しい状況となった。
毛氏は、「中日韓の関連会議を開く条件が整っていない」と主張した。韓国文化体育観光省関係者によると、18日に中国側から延期要請があったという。
〔写真説明〕2023年9月に韓国・全州で開かれた日中韓3カ国の文化相会合(EPA時事)

