「レイバン」日本法人立ち入り=サングラスの販売価格拘束か―公取委

 サングラスの有名ブランド「レイバン」や「オークリー」などを手掛ける仏眼鏡大手「エシロールルックスオティカ」グループの日本法人が、小売業者の販売価格を拘束していた疑いが強まったとして、公正取引委員会は19日、独禁法違反(不公正な取引方法)容疑で、「ルックスオティカジャパン」(東京都千代田区)を立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。
 関係者によると、同社は遅くとも数年前から取引先の小売業者に対し、両ブランドの一部の人気商品を指定した価格で販売するよう強制した疑いが持たれている。値引き販売する場合も割引率を定めていたとみられる。
 レイバンなどのブランドイメージを維持し、安定的な利益確保を図ろうとした可能性がある。国内における既製サングラスの市場規模は約396億円に上るという。
 独禁法では、メーカーが小売業者に販売価格を守らせることは、「再販売価格の拘束」に当たるとして禁止している。 
〔写真説明〕公正取引委員会=東京都千代田区

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