千葉県船橋市で、公民館が主催する高齢者向けのディスコ体験イベントが開かれた。「昭和100年」を記念し、昭和50~60年代に一世を風靡(ふうび)したディスコを健康促進も兼ねて楽しむ企画。約100人が2時間にわたり、ほぼノンストップのメドレーを踊った。
アース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」やヴィレッジ・ピープルの「Y.M.C.A.」など往年のヒット曲が流れると、参加者はそれぞれのペースで体を揺らした。定員の2倍の人数が応募する人気ぶりで、落選したものの「音漏れ」を聴きに来たという人もいた。
市内から参加した85歳の女性は「腰に持病があるが、体が自然と動いた。20代以来のディスコで、痛みを忘れて踊った」と笑顔。内山慧子さん(80)は「若い頃、親に禁じられて行けなかった。念願かなって発散できた」と喜んだ。【もぎたて便】
〔写真説明〕公民館でDJの選曲に合わせて体を揺らす参加者たち=12日、千葉県船橋市

