日本代表の森保一監督が、史上初となる日本代表指揮100試合を達成した。
18日、キリンチャレンジカップ2025で日本代表はボリビア代表と対戦。国立競技場で行われた試合は、2025年最後の試合となった中、鎌田大地、町野修斗、中村敬斗の3ゴールで3ー0と勝利を収めた。
日本代表で最も指揮を執っている森保監督のメモリアルマッチを見事に勝利で終えた中、試合中には珍しい光景も。町野のゴールが決まった後、ベンチの選手たちを含めてベンチ前で作られた歓喜の輪に森保監督も入る一幕があった。
試合後、森保監督はそのシーンについて「感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。「試合前のミーティングで、私自身は触れなかったんですが、名波コーチが喋る時に私の100試合に触れてくれたり、試合に向けて最後にロッカーで円陣を組んでピッチに出る時も、遠藤キャプテンが私の100試合のことに触れて、勝ってお祝いをしようと言ってくれたりということがありました」と、試合前の出来事を明かし、その流れでの出来事だったとした。
「2点目が入った後に、選手何人かと目が合って、こいこいと言われて、前段があったのでお祝いされるんだなということで、私もそこに乗っかって円陣に入って、一緒に喜ばせていただきました」と、選手たちに呼ばれての出来事だったとし、「私自身はゴールを喜びたかったです。選手たちも優しさというか、思い遣ってもらえて、本当にありがたいと思います。選手たちには、選んであげられる選手、そうでない選手という流れがある中で、祝ってもらえるということ。競争を厳しく見ている私にも温かくしてもらえることは、ありがたく、嬉しいことだと思います」と、感謝の言葉を述べた。
しっかりと快勝して2025年を締め括った中、試合後にはピッチ上で森保監督の100試合を祝うサプライズが。背番号100のユニフォームが手渡され、花束も用意されたほか、水をかけて大きな祝福を受けることとなった。
「まさか、記念ユニフォームを作ってもらえているとは思っていなかったですし、花束をもらえるとも思ってもなかったので、サプライズで嬉しいプレゼントをしてもらいました。キャプテンからのお祝いの言葉、チームを代表してのお祝いの言葉、2点目が入ってからの円陣に入ったことで終わりかなと思っていたところ、最後にまた更なるサプライズをもらえて嬉しかったです」と完全に予想外だったという森保監督。「ウォーターシャワーについては、みんながペットボトルを持って、締めの言葉を言っている時に誰も聞いていないなと思いながら、自分の言葉もどこかに飛んでしまいましたが、締めた後に選手から水を掛けられ、イジってもらえて、嬉しい思いで100試合目を終えることができました」と、手荒い祝福にも喜びを見せていた。
いよいよここからワールドカップまでは時間がない状況。「これからも、選手たちにはお互い厳しいやり取りをしなければいけない中でも、監督からの一方通行になるだけでなく、選手からもアクションもリアクションも出してもらえるように、お互いの関係をチームのために、世界一を目指して我々がチーム力を上げていくために、建設的に色々なやりとりができるようになっていけばと思います」と、これまで通りチーム作りをしていきたいと森保監督は意気込みを見せていた。
【動画】100試合達成の森保一監督を選手たちが手荒い祝福
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