北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、木原稔官房長官は7日の記者会見で、中国・北京の大使館ルートを通じて厳重抗議したことを明らかにした。「国連安全保障理事会決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題だ」と強く非難。北朝鮮がさらに挑発を強める可能性もあるとして警戒・監視に万全を期す考えを示した。
木原氏は「北朝鮮が今後も各種ミサイルの発射や衛星打ち上げ、核実験などのさらなる挑発行為に出る可能性はある」と言及。「北朝鮮による核・ミサイル開発はわが国および国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない」と強調した。
高市早苗首相の就任後、北朝鮮の弾道ミサイル発射は2回目。首相は7日、国民への情報提供と安全確認の徹底を指示した。衆院予算委員会で、米韓両国と連携し、情報収集に努める考えを示した。
〔写真説明〕衆院予算委員会で北朝鮮の弾道ミサイル発射に関し、答弁する高市早苗首相(手前)=7日午後、国会内
〔写真説明〕衆院予算委員会に向かう高市早苗首相(中央)=7日、国会内

