ARで航空機格納庫を再現 高知県南国市

 高知工業高等専門学校の学生4人が、高知県南国市内にある旧海軍の航空機格納庫「木造掩体(もくぞうえんたい)」の模型をAR(拡張現実)技術によって再現し、その成果を市教育委員会に報告した。今後は、跡地でカメラをかざせば実物大の格納庫を見られるようにする。
 模型は高さ8.8メートル、幅40メートル、奥行き20メートルのものを作成。今回は室内用に約40分の1に縮小したものが披露された。学生の一人である大黒響さん(19)は「びっくりしてもらえることが一番うれしい」と語った。
 市内には、コンクリート製の格納庫が7基現存しているが、戦時中は木造のものもあったという。高知航空史記念館準備会によると、写真が確認されているのは国内唯一。【もぎたて便】

〔写真説明〕AR技術で再現された木造掩体=28日、高知県南国市

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