世界販売、トヨタは過去最高=6社は減少、アジアで苦戦―25年度上半期

 自動車大手8社が27日発表した2025年度上半期(4~9月)の世界販売台数は、前年同期比横ばいの1199万台だった。北米が好調だったトヨタ自動車が、上半期として過去最高だった一方、ホンダなど6社は減少。中国などアジア地域での苦戦が目立った。経営再建中の日産自動車は国内販売の不振が続いた。
 トヨタの世界販売台数は前年同期比4.7%増の526万7216台。北米でハイブリッド車(HV)の販売が好調だった。7月に小幅値上げしたが、影響は限定的だったとみられる。
 トヨタのほか、認証不正の反動増があったダイハツを除く6社は、前年同期を下回った。ホンダは6・1%減、SUBARUは4.5%減。中国での競争激化や電気自動車(EV)開発の遅れが響いた。三菱自動車も主力市場の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域での需要減退により、5.9%減と振るわなかった。
 日産は3.1%減。中国で新型EV「N7」の売れ行きが好調だったため、海外販売台数は0.9%減と微減にとどまった。国内は16.5%減と落ち込んだ。
 27日に発表した9月単月の世界販売台数は、8社合計で1.6%減だった。 
〔写真説明〕トヨタ自動車のロゴマーク(AFP時事)

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