被災地応援の日本酒仕込む 福島県会津坂下町

 福島県会津坂下町の酒蔵「曙酒造」で、全国47都道府県産の米を使用した日本酒「絆舞(きずなまい)」の仕込み作業が始まった。東日本大震災をきっかけに、全国の信用金庫の協賛により2017年から行われているもので、被災地を応援するのが目的。売り上げ1本当たり100円が災害に見舞われた自治体に寄付される。
 式典では、県内を含む19の信金の関係者らが仕込み作業に参加。「おいしくなあれ」の掛け声とともにタンクの米をかきまぜた。
 今年は全国新酒鑑評会で初の金賞を勝ち取るため、一部品目の製造はより精密な醸造が可能な来年1月に行うという。曙酒造の鈴木孝市社長は「今まで飲んだことがないような素晴らしいものができれば」と意気込みを見せた。【もぎたて便】

〔写真説明〕日本酒「絆舞」の仕込み作業を行う信金関係者ら=11日、福島県会津坂下町

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