このままでは終われない…エプソンでの悔しさ胸に米2次予選へ「いい1年だった、と言えるように」【谷田侑里香“最高峰への道”】

高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。

みなさん、こんにちは! 先週はエプソン・ツアーの最終戦に出場し、2025年シーズンが終わりました。上位を狙っていたのですが、予選を通過することができませんでした。初日の前半ハーフを4アンダーで回りましたが、後半は4オーバーでイーブンに。直近で悩んでいるドライバー、そして課題のパターがうまくいかず、残念な気持ちでいっぱいです。

去年のオフから、LPGAを目指してこの1年間を戦ってきました。ポイントランキングも95位で、こういう結果になってしまったのは本当に残念です。

1打足りず…など、1年を通して予選落ちの試合が続きました。それでも最後まで諦めずに、試行錯誤することができました。前を向く姿勢。これが自分の良さでもあると思うし、メンタルは強くなったと思います。毎週試合があることで、自分のゲームを理解して、感情を一打に乗せないような、感情の波をなくしてラウンドすることはできていました。

最後の最後には、苦しいことやつらいことをできるだけ経験したほうがいいのかな、とも思えるようになりました。『いい1年間だった』。この経験が将来につながって、そう言えるように頑張っていきたいです。

正直に言うと、この1年間はつらいことの方が多くて、ゴルフから離れたいと思ったこともありました。それでも落ち込む暇もなく、ゴルフをやり続けています。

この2年間、単身でアメリカに来ました。大学時代とは生活が全く異なっていて、慣れない環境でした。ホストファミリーになってくださった方、日本から応援してくださった方、キャディをしてくれた方、メッセージをくれた方…。応援してくださったのが、すごく励みになりました。サポートしてくださったおかげで、大きなケガもなく、ツアー生活をできたことに感謝しています。

エプソン・ツアーの最終戦を終えて、日本の最終プロテストに向けて、早めに帰国することも考えていました。でも、最終戦の終わり方でアメリカを離れるのはイヤでした。挑戦したい、ここで出し尽くそう、という強い気持ちで、米2次予選(15~18日、フロリダ州ベニス)に向かいます。

ドライバーもパターも、直近の試合とは考え方を変えて、練習に取り組んでいます。米2次予選は3年連続の出場ですが、通過できる、というイメージも湧くようになってきました。

ツアーに出ることが難しいことをよく知っているからこそ、出られていることは幸せだと、改めて感じています。米2次予選も精一杯頑張りますので、どうぞ応援をよろしくお願いいたします!

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