一段の削減検討=政府機関閉鎖巡り野党に圧力―米大統領

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は2日、SNSへの投稿で、政府機関の一部閉鎖を巡り、野党民主党に圧力をかけるため、職員や支出のさらなる削減を検討する意向を示した。米国は今月1日から2026会計年度(25年10月~26年9月)に入ったが、与野党対立でつなぎ予算が成立せず、約7年ぶりの政府機関閉鎖に突入している。
 トランプ氏は「過激左派の民主党が私にかつてない機会を与えてくれたとは信じ難い」と強調。削減の対象となる政府機関や、削減を一時的とするか恒久的とするかについて、ボート行政管理予算局(OMB)長官と協議することを明らかにした。
 レビット大統領報道官は記者団に対し、職員解雇が「数千人規模となる可能性がある」と述べた。強硬な歳出削減論者のボート氏は1日、西部カリフォルニア州や東部ニューヨーク州など民主党の強い計16州で、環境やインフラ関連事業の中止を表明している。 
〔写真説明〕トランプ米大統領=9月30日、南部バージニア州(AFP時事)

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