
経済同友会の倫理審査会が、新浪剛史代表幹事について「代表幹事の辞任を求める勧告が相当」との見解をまとめたことが30日分かった。同友会は同日、決議機関である理事会の臨時会合を開き、最終的な判断に向けて議論する。
倫理審査会は理事4人と監査役1人で構成。新浪氏が代表幹事として続投することが適切かどうか、資格と資質の両面から検討してきた。関係者によると、すでに論点整理を終え、29日に開いた最終会合の後、辞任勧告相当とする見解を理事に提示したという。
新浪氏はサプリメント入手を巡り警察の家宅捜索を受け、サントリーホールディングス会長を辞任したほか、同友会代表幹事としての活動を自粛。自らの処遇の判断を同友会に委ねていた。
〔写真説明〕新浪剛史・経済同友会代表幹事