
石井章前参院議員(68)=日本維新の会を除名=が国から秘書給与をだまし取ったとされる事件で、東京地検特捜部が近く、詐欺罪で石井氏を在宅起訴する方針を固めたことが30日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、石井氏は2021年から約1年半、自身が理事長を務める社会福祉法人(茨城県)に勤務する親族の男性を公設秘書として届け出て、支払われた給与計約800万円をだまし取った疑いが持たれている。
この男性は特捜部の任意の事情聴取に「勤務実態はなかった」と供述。男性名義の口座に振り込まれた給与は事務所スタッフが管理し、経費などに充てていたとみられる。
〔写真説明〕石井章前参院議員