次の総裁、小泉氏23%でトップ=2位は高市氏21%―時事世論調査、自公政権の継続・下野拮抗

 時事通信の9月の世論調査で、自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)を巡り、次の総裁として誰がふさわしいと思うか尋ねたところ、小泉進次郎農林水産相(44)が23.8%でトップだった。高市早苗前経済安全保障担当相(64)が21.0%で続いた。
 調査は12~15日に実施し、昨年9月の総裁選に立候補した9人のうち、石破茂首相を除く8人から1人を選んでもらった。
 林芳正官房長官(64)と茂木敏充前幹事長(69)が5.9%で3位タイ。小林鷹之元経済安保相(50)は3.1%で5位だった。今回は出馬の意向を示していない河野太郎元外相の2.8%、上川陽子前外相の1.4%、加藤勝信財務相の0.9%が続いた。
 自民支持層に限ると、小泉氏31.8%、高市氏19.7%とトップ2人の差が開いた。3位は茂木氏の11.1%、4位は林氏の7.6%、5位は小林氏の3.5%だった。
 自民、公明両党は衆参両院で過半数を割っており、総裁選が終われば、政局の焦点は新政権の枠組みに移る。どのような政権の在り方を今後期待するか聞いたところ、「自公政権が継続」の16.5%と「自公政権が下野して政権を交代」の15.3%が拮抗(きっこう)した。以下、自公政権に「国民民主党が参加」11.6%、「立憲民主党が参加」10.9%。「日本維新の会が参加」9.4%、「参政党が参加」7.1%の順だった。
 政党支持率は自民が前月比1.4ポイント増の17.1%で首位。参政が同1.7ポイント減の5.9%で続き、野党1位を維持した。立民は同0.2ポイント減の5.3%、国民民主は同3.4ポイント減の3.4%だった。以下、公明3.0%、維新2.0%、共産党1.8%、日本保守党1.6%、れいわ新選組1.4%、チームみらい0.6%だった。社民党は回答がなかった。
 調査は全国の18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施した。有効回収率は58.1%だった。 
〔写真説明〕小泉進次郎農林水産相(写真左)と高市早苗前経済安全保障担当相

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)