のぼり旗でクマ被害防止呼び掛け 秋田県

 秋田県は、クマによる人身被害防止に向けた注意喚起のため、9月1日から10月末までを「秋のクマ事故防止強化期間」に指定した。県庁にのぼり旗を設置し、注意を呼び掛けている。
 のぼり旗は2種類で、それぞれ「クマ注意」「音を出して鉢合わせ防止」と書かれている。出先機関の地域振興局にも配布しており、期間終了まで設置する予定だ。これに加え、道の駅などでのチラシ掲示や、県公式SNSでの発信も行う。
 県によると、クマの出没件数が春から例年以上の水準で推移しているといい、人身被害も10日時点で11件発生。また、東北森林管理局がクマの餌となるブナの実を「大凶作」と予測していることも受け、今後食べ物を求めて人里に出没する危険性が高いとみて警戒を強めている。【もぎたて便】

〔写真説明〕クマ被害防止を呼び掛けるのぼり旗=16日、秋田県庁

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