
【ワシントン、シリコンバレー時事】米保守活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件に関し、ワシントン・ポスト紙は15日、タイラー・ロビンソン容疑者が拘束直前に通信アプリで友人らに「やったのは私だ」と送信していたと報じた。連邦捜査局(FBI)のパテル長官は、現場から採取されたDNA型が容疑者と一致したと明らかにした。
同紙は、容疑者と友人のやりとりを写した画像を入手。それによると容疑者は「悪い知らせがある。きのうの(ユタ州)ユタバレー大学で(カーク氏銃撃を)やったのは私だ」と投稿していた。書き込みは捜査当局が容疑者を拘束する約2時間前で、自首する意向も示していた。
パテル氏は15日のFOXニュースの番組で、現場近くの森林で発見されたライフル銃を包んでいたタオルなどから容疑者と一致するDNA型が検出されたと説明。容疑者が「カークを始末する機会を得た」との趣旨を記すメモを残していたことも明らかにした。
〔写真説明〕米保守活動家チャーリー・カーク氏銃撃事件で拘束されたタイラー・ロビンソン容疑者=13日、米西部ユタ州知事事務所提供(AFP時事)