東京株、初の4万5000円超え=米中協議進展で買い

 16日の東京株式市場は、米中貿易協議の進展で米国株が上昇したことを背景に買いが先行。日経平均株価は一時取引時間中の最高値を更新し、史上初めて4万5000円を超えた。午前の終値は前週末比136円01銭高の4万4904円13銭。
 トランプ米大統領は15日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却で合意に至ったとSNSで示唆。中国の習近平国家主席と会談することも明らかにした。米中協議が前進したとの見方から、米市場ではハイテク株中心に値上がりした。
 16日の東京市場でもこの流れを引き継ぎ、人工知能(AI)や半導体関連銘柄を中心に買いが優勢となった。
 ただ、日米で中央銀行の金融政策決定会合を控える中、「結果を見極めたいとの思惑も広がっている」(大手証券)との声も聞かれ、朝の取引が一段落すると買いの勢いは鈍った。 
〔写真説明〕取引時間中の最高値4万5000円台を付けた日経平均株価などを示すモニター=16日午前、東京都中央区

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