
東アジアE-1サッカー選手権2025で戦っている日本代表は13日、中国代表戦から一夜明け、調整を実施。日本代表のDF長友佑都(FC東京)がメディアに対応し、次戦に向けた思いなどを語った。
12日に行われた中国代表戦に2-0で勝利した日本代表。2022年12月5日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・ラウンド16のクロアチア代表戦以来、約2年7カ月ぶりに出場を果たした長友は自身の反響について「ありがたいと思いますけど、自分の中ではギャップがある」と久しぶりに出場した後の心境を明かした。
「全然まだまだだなというところがたくさんあった。それはW杯優勝メンバーの一員としてのプレーが、まだまだ自分の中では程遠いなというところ、伸ばさないといけないところや課題がたくさんあるなと感じているので、称賛は嬉しいんですけど、危機感はやっぱり強いんで、変わらずですね。ただ一歩踏み出したというのは間違いなく、それは思っています」
また、「昨日の試合を見出したらまた寝られなくなった。自分の課題を見つめ直していました」とアドレナリンが出過ぎて昨晩は寝られなかったことを明かした長友は「W杯優勝メンバーの一員として考えるなら、まだまだ足らないところが多すぎる」と危機感も口にした。
「前半にはミスもありましたし、あれをW杯でしたら、もっと速い選手にカウンターをくらって、危ない場面を作らしてしまう。常にW杯のレベルの相手を想定した時にはあのいろいろなミスを含めて精度の無さは非常に課題に感じているところであります」
また、フィジカル面においても、「あのレベルだから対応できているところはあります。それが(キリアン・)エンバペとかヴィニシウス(・ジュニオール)のレベルになった時に今の自分の能力、スプリント能力も含めていけるのかというところは冷静に見ている自分もいるので、そういう部分も伸ばしていかなければならない。そこに年齢は関係ないと思っているので、質を高めれば伸びるところは伸ばせると思っています」とさらなる成長を誓った。
そして、15日にタイトルを懸けて対戦するE-1選手権最終戦となる韓国代表戦に向けて長友は「向こうはもちろん負けられない。ホームの勢いを使って前半から仕掛けてくると思うので、その勢いに飲まれないことですね」と試合の入り方に注意する必要があるとの見解を明かした。
続けて、「とにかく気持ち気持ちって根性論のように聞こえて、『長友またその根性論みたいなこと言っているのか』と思われるかもしれないですけど、それは本当に大事で、その圧に負けない。強い気持ちを持って戦う。まずはそこが大事だと思います」と力強く語った。
【ハイライト動画】日本代表vs中国代表