総額145億円のボーナスは“分割払い”にチェンジ? 米国男子ツアーの最終戦フォーマットにまた変更点

今季の米国男子ツアー最終戦「ツアー選手権」(8月21~24日、米ジョージア州、イースト・レイクGC)のフォーマット変更が5月末に正式決定した。ポイントランキングに応じてスコアに差をつけてスタートする方式が廃止され、出場30人全員が“ゼロ”から並んでスタートする。
それに加え、今季のフェデックスカップ王者になる大会勝者に対する、総額1億ドル(約145億円)の“ボーナス支払い方法”も今季からチェンジされる。

ツアー選手権を制し、年間王者になった選手には1000万ドル(約14億5000万円)が与えられる。2位でも500万ドル(約7億2500万円)が得られ、30位でも35万5000ドル(約5145万円)というビッグマネーっぷりだ。

ただ昨年のフェデックスカップ・チャンピオンに輝いたスコッティ・シェフラー(米国)が手にしたのは2500万ドル(約36億2500万円)。減額したのかとも思われるかもしれないが、そうではない。

この前週に行われるプレーオフ第2戦の「BMW選手権」(8月14~17日、メリーランド州、ケイブスバレーGC)が終了した時点のランキングで、一度ボーナスが発生する。総額2000万ドル(約28億円)の大会賞金とは別に、ランキング1位が500万ドルを獲得するというわけだ。

またレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」(7月31日~8月3日、ノースカロライナ州、セッジフィールドCC)終了時のフェデックスランキング・トップ10のボーナスは継続。ここでも1位は1000万ドルを受け取る。

今季のポイントランキングでも現在1位を走るのはシェフラー。2位でローリー・マキロイ(北アイルランド)が1002ポイント差で追いかけている。

もしこのままシェフラーがウィンダム選手権終了時に1位、さらにBMW選手権終了時もトップをキープし、ツアー選手権を勝利したとしたら、ボーナスの総額は昨年同様に2500万ドル、約36億2500万円になる。(文・武川玲子=米国在住)

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