米ロ首脳が電話会談=ウクライナ侵攻で平行線

 トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が3日、約1時間電話会談し、ウクライナ情勢を中心に意見交換した。トランプ氏はウクライナ侵攻の早期停止を要求した。しかし、プーチン氏は侵攻を続ける方針を訴え、会談は平行線に終わった。トランプ氏が大統領に就任した今年1月以降、公表された米ロ首脳の電話会談としては6回目となった。
 ロシア側によると、プーチン氏はウクライナとの間で捕虜交換などに取り組んでいると強調。侵攻の目的である危機の「根本原因の排除」を達成するまで継続する考えを示した。米国によるウクライナへの武器供給の停止問題については話題にならなかったという。
 一方、トランプ氏は3日、記者団に対し、電話会談では「非常に長く、多くのことを話し合った」と説明した。その上で、ウクライナ情勢では「進展は全くなかった」と不満をあらわにし、停戦交渉が停滞していることを認めた。 
〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領(左)とトランプ米大統領(AFP時事)

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