
沖縄県内で2024年5月、性的暴行をしようとし女性にけがをさせたとして、不同意性交致傷の罪に問われた在沖米海兵隊上等兵のジャメル・クレイトン被告(22)の裁判員裁判の判決が24日、那覇地裁であり、小畑和彦裁判長は懲役7年(求刑懲役10年)を言い渡した。
公判で被告は、「性交しようとしたり、暴力を振るったりはしていない」と述べ、無罪を主張していた。
起訴状によると、被告は昨年5月26日、沖縄県内で、性的な目的で女性の背後から腕を回して頸部(けいぶ)を絞め付けるなどの暴行を加え、約2週間のけがをさせたとされる。
沖縄県内では性的暴行など米兵による事件が相次いでおり、昨年12月にはわいせつ目的誘拐と不同意性交の罪に問われた空軍兵(26)に懲役5年の実刑判決が言い渡された。空軍兵側は控訴している。
〔写真説明〕米兵による相次ぐ性的暴行事件を受け、米軍と沖縄県警などが行った夜間合同パトロール=4月18日、沖縄県沖縄市(AFP時事)