
任期満了に伴う東京都議選(定数127)は22日、投開票が行われる。各党は7月の参院選の前哨戦として、党首や幹部を相次ぎ投入。42選挙区で平成以降の最多となる295人が立候補し、物価高対策や自民党会派の裏金事件を受けた「政治とカネ」の問題などを争点に支持を訴えた。
投票は午前7時に始まり、一部の地域を除き午後8時に締め切られる。即日開票され、22日深夜に大勢が判明する見通し。
党派別の内訳は、自民42人、地域政党「都民ファーストの会」37人、公明党22人、共産党24人、立憲民主党20人、日本維新の会6人、地域政党「東京・生活者ネットワーク」3人、国民民主党18人、れいわ新選組3人、参政党4人、日本保守党1人、社民党1人、地域政党「再生の道」42人など。
自民系は、会派の裏金問題により非公認となった幹事長経験者6人を含めた7人が、都民ファは会派所属の現職1人がそれぞれ無所属で出馬した。
今回の都議選は自民が第1党を維持するか、都民ファがその座を奪還するかが最大の焦点。両党に公明を加えた小池百合子知事を支持する勢力が過半数を引き続き確保できるかも注目点となっている。
〔写真説明〕東京都議選の街頭演説を聞く人=21日午後、東京都墨田区