F-22の性能アップのために“異形の実験機”が登場 特徴的な機首からアメリカでの愛称とは!?

クチバシとトサカにも見える?

F-22のテストを行う特徴的なフォルムの機体

 アメリカ空軍は2025年4月25日、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地でボーイング757のフライングテストベッド(FTB)であるN757Aと共にF-22「ラプター」が飛行する映像を公開しました。

 N757Aはボーイングが所有する機体で、F-22用のアビオニクスやシステムを試験するために大きな改造が施されていおり、クチバシのようにとがった機首とヒゲのようなアンテナに加え、コックピットの上のとさかのような構造物が特徴で、アメリカでは「キャットフィッシュ(ナマズ)」の愛称でも呼ばれています。

 公開された写真自体は2024年10月23日に撮影されたものですが、アメリカ空軍によると今回同機を使い、F-22の新型センサーとハードウェアのテストを行っているとのことです。このテストはF-22の性能向上を目的としており、N757Aを使用し、開発試験と運用試験を組み合わせた取り組みを実施しているようです。

 N757Aは、F-22のシステムを事前にテストする役割を持っている機体で、機内にはF-22の模擬コックピットが備えられ、主要ディスプレイや操縦装置を通じてエンジニアが性能評価を実施しています。

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