陸上自衛隊も愛したジェット機 千葉県上空で惜別フライトを実施 SNSには別れ惜しむ声多数

半世紀にわたって空挺隊員を育んできたと言っても過言ではないかも。

「初降下、C-1でした」の声も

 千葉県の習志野駐屯地に所在する陸上自衛隊第1空挺団は、このたび航空自衛隊のC-1輸送機が退役するのに伴い、見送りなどを2025年3月7日に実施したと公式Xで発表しました。

 第1空挺団は、我が国唯一のパラシュート部隊で、例年1月に行われる習志野演習場での「降下訓練始め」を筆頭に、日本全国で落下傘降下を実施しています。

 その際にC-1輸送機は、支援機として使われてきたことから、第1空挺団は長年にわたり隊員や組織の錬成を支えてくれた労をねぎらうということで、あえてこのような発表を行ったようです。

 なお当該Xには、習志野駐屯地がある船橋市上空をC-1が横切る様子を撮影した画像もありました。

 このような第1空挺団の投稿に対し、「私の初降下、C-1でした」「九州から北海道まで、運んで頂けましたね!! 入間に一泊して、今となっては懐かしい限りです」「中型輸送機C-46からC-1への移行期にお世話になりました」「C-1輸送機様には大変お世話になりました」「習志野演習場元官舎前から見届けました」など、明らかに元空挺隊員(空挺団OB)だったと思われるコメントを中心に、様々なリプライが寄せられ、5000近い“いいね”が付いていました。

 なお、3月14日には入間基地と岐阜基地でそれぞれ最終と見られる飛行が行われており、基地周辺に詰めかけた多くのファンが別れを惜しんでいました。

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