ロシア軍の対空ミサイル車両「暗闇に紛れて移動も無意味!」自身を防空できずドローンから“爆撃”許す

よくある自爆ドローン攻撃とちょっと違う。

防空システムはなぜ作動しなかった?

 ウクライナ無人機軍司令部の公式テレグラムは2024年12月5日、ロシア軍が使用していた9K330「トールM2」ミサイルシステムをドローンによる爆弾投下での攻撃に成功したと発表しました。

 攻撃を実行したのは、第412独立ネメシスドローン大隊のオペレーターとのことです。ロシア軍のトールM2は夜間の暗闇に紛れて移動していましたが、ドローンオペレーターは暗視装置を駆使して接近し、無誘導の爆弾を投下することで同車両にダメージを与えました。 損傷の状態は、赤外線カメラ映像のため詳細な確認は困難ですが、撃破していなくとも、「車載されたレーダー部分に修理が必要な程度の損傷を与えた」と、ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は予想しています。なお、トールM2の価格については1台約2700万ドルであるとのことです。 トールM2は自走式の中・低空域自律型防空システムで、最大16km離れた高度10000mまでの空中目標を検出し、迎撃することが可能です。また、移動しながら空中目標に攻撃する行進間射撃も行えます。しかし、今回は反撃はありませんでした。理由としては、無警戒だった可能性以外にも、夜間に低速かつ低空で接近してきたドローンをレーダーが感知できなかったことも考えられます。

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