「躊躇なく」通行止めにします 国道60kmにわたり封鎖も 首都圏大雪時の規制ルールを見直し

今冬における大雪時の予防的通行止めの基本的な考え方が示されました。

予防的通行止めの区間を追加

 国土交通省関東地方整備局などは2024年12月6日、首都圏が大雪に見舞われた際の通行規制の考え方を取りまとめました。

 2024年2月5日の大雪では、関東甲信越の高速道路や国道などで予防的通行止めが行われ、クルマの大規模な立ち往生が防げた一方で、渋滞が発生するなどの課題も残りました。 そこで、道路管理者や自治体などで構成する「首都圏における冬季道路関係者会議」を設置し、対応策を検討してきました。 この冬の大雪時の基本的な考え方として、高速道路は、躊躇(ちゅうちょ)なく予防的通行止めを実施するといいます。降雪がなかったり、少なかったりする際も予防的通行止めを行う場合があります。 国道は、過去の状況や道路構造などを踏まえて、予防的通行止めの必要な区間を追加します。 例えば、国道20号の本宿交番前交差点(府中市)~八王子市南浅川間21.6kmや、国道246号の瀬田交差点(東京都世田谷区)~籠場IC(神奈川県松田町)間61.1km、国道16号保土ケ谷バイパスの新保土ケ谷IC(横浜市保土ケ谷区)~南町田北交差点(東京都町田市)間15.9kmなどです。 高速道路と並行する国道は、高速道路と同時に通行止めとなります。埼玉と山梨を結ぶ国道140号は高速道路と並行していませんが、中央道や国道20号が予防的通行止めとなった際に迂回するクルマが流れ込んでくるため、140号も基本的に主要道路と同時に予防的通行止めを実施します。 このほか、関係機関で連携し、降雪時の情報発信の改善に取り組む方針です。

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