元フランス代表ピレス氏、批判を受ける“同胞”エンバペに助言「自分がベストの状態にないことを自覚し…」

 かつてアーセナルなどで活躍した元フランス代表MFロベール・ピレス氏が、レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペについて言及した。12日、スペイン紙『アス』がエジプトメディア『MBC MASR 2』のインタビューを引用して伝えている。

 ここまで12試合を消化したラ・リーガで8勝3分1敗を記録し、勝ち点「27」の2位につけているレアル・マドリード。今季開幕からリーグ戦10試合無敗と好調なスタートを切った“白い巨人”だったが、先月26日に行われた“宿敵”バルセロナとの一戦(●0-4)で初黒星を喫した。さらに、続く今月5日のチャンピオンズリーグ(CL)ミラン戦(●1-3)に敗れて公式戦2連敗。8日に行われたオサスナ戦(○4-0)では大勝を収めたものの、現在同クラブは不安定な戦いぶりを露呈している。

 チームが苦しむなか、今夏にレアル・マドリードへと加わったエンバペに対しても批判が集中。同選手はすでに開幕から公式戦8ゴール2アシストをマークしているが、一部メディアなどは守備への献身性や運動量を問題視。チームメイトとの連携面に関しても課題が指摘されており、直近の公式戦4試合連続ノーゴールと持ち前の得点力も鳴りを潜め始めた。

 インタビューに応じたピレス氏は、新天地でバッシングを受ける同胞について言及。「国やチーム、仲間を変えることは簡単じゃない。 特に地球上で最高の選手がいるクラブであればなおさらだ」と述べつつ、「彼はこれらの批判に立ち向かい、プレースタイルを変えて自分がベストの状態にないことを自覚し、パフォーマンスを向上させなければならない」とエンバペに自身の改善を促している。

 また、同僚であるブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとの共存については、「同じポジションを務め決定力があり、多くのゴールを決めていることを彼(エンバペ)はよく知っている。この状況とチームの異なる戦術に適応しなければならない」と主張。「解決策はキリアンがレアル・マドリードの戦術スタイルに適応すること」と復調に向けた助言を口にしつつ、「エンバペとヴィニシウスの両方に対応できる戦術的解決策を見つけるのがアンチェロッティの仕事だ」と語った。

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