日本では激レア&複雑経緯の”珍旅客機”「世界的にもレア機」になる日も近い? 豪大手航空からも退役へ

ついにこの日が…。

過去には日本飛来で話題に

 オーストラリアの航空会社・カンタス航空が、グループ会社のカンタスリンクで長年主力機として運航してきた「ボーイング717」が2024年10月末をもって全機退役にする方針だと発表しました。717は、日本国内の航空会社での導入はなく、レアな旅客機に分類されます。

 ボーイング717は、ボーイング社の競合マクダネル・ダグラス社のヒット作「DC-9」シリーズの系譜を組む「MD-95」として開発された旅客機です。開発途中の1997年、マクドネル・ダグラス社がボーイング社に吸収合併されたことで、型式名を「717」に変更したという経緯を持ちます。レア機なのは、この機が主に短距離路線向けで、導入していた航空会社もカンタスグループのほか、欧米系航空会社が多数を占めていたことに由来します。 717は2006年に生産を終了しています。カンタスリンクからの退役により、現在、717を主力機のひとつとする航空会社はハワイアン航空、デルタ航空などです。カンタスリンクでは717の後継機としてエアバスの「A220」を導入しており、デルタ航空やハワイアン航空も2025年末までに717を新型機に置き換える方針をすでに公表していることから、運用機数は今後どんどん減っていくと見られます。 なお、カンタスリンクの717は過去に、退役に伴う回送運航の際、給油のため新千歳空港や中部空港に飛来。航空ファンのあいだで大きな話題を呼んだことがあります。

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