「北極圏近くでなぜ?」中国海警局の船をベーリング海で確認 米沿岸警備隊「知る限り最北端の位置での活動」

アメリカの領海近くで活動。

北極への関心が高まっている?

 アメリカ沿岸警備隊は2024年10月1日、ベーリング海で中国海警局の船舶が活動する様子を初確認したと発表しました。

 プレスリリースによると、アラスカ州コディアック航空基地所属のHC-130J「スーパーハーキュリーズ」は、ベーリング海の定期哨戒でアメリカとロシアの海上境界線を巡回中、セントローレンス島南西約490マイル(約788km)の位置でロシア国境警備隊の艦艇の2隻と中国海警局の船舶2隻が活動しているのを確認したとのことです。  4隻は船団を組んでおり、ロシアの排他的経済水域の境界の約5マイル(約8km)内側に位置していたとのこで、これは、過去に沿岸警備隊が確認した中国海警局の船舶のなかでは最北の位置となります。 中国海警局の艦艇はロシア国境警備隊と合同で同海域をパトロールしていたとみられており、第17沿岸警備隊管区司令官ミーガン・ディーン少将は、「ここ最近の活動は、戦略的競争相手の北極への関心が高まっていることを示している」と述べました。 なお 中国は2024年8月にも商業および軍事利用に役立つ研究や調査を行うため、北極圏に3隻の砕氷調査船を派遣しています。

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