「倍」以上になる区間も 函館バスが運賃を改定へ 長距離路線で顕著に

従業員の待遇改善や設備の更新を行います。

運賃で鉄道と逆転

 函館バスは2024年12月1日(日)に、郊外対距離運賃と市内特殊区間制運賃との併算区間を対象に、路線バス運賃を見直します。対象区間は全体的に値上がりし、なかには倍となる区間も存在します。 例えば函館駅前~木古内駅前間は、現行の820円が1700円に。両駅は40kmほど離れており、この区間を道南いさりび鉄道で移動すると1170円のため、運賃が逆転します。 変更の理由について同社は、物価上昇や燃料費、人件費の高騰を挙げます。そのような中でも公共交通として持続可能なサービスを提供すべく、適切な運賃設定が必要と判断したといいます。 同社は値上げ分を従業員の待遇改善のほか、停留所上屋や営業所の老朽化対策、運賃箱の更新などに充当させる方針です。なお、この施策に対する自治体からの補助金投入はないとしています。

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