「印象深いし、忘れない」“人生初”はメジャー大会で 高久みなみ&岸部桃子がエース達成

<ソニー 日本女子プロゴルフ選手権 初日◇5日◇かねひで喜瀬カントリークラブ(沖縄県)◇6670ヤード・パー72>

女子プロゴルファーNo.1を決める戦いで、ホールインワンが飛び出した。実測170ヤードの3番パー3。6番アイアンを振った高久みなみのティショットは、そのままカップに吸い込まれた。
「当たりがそんなによくなくて手を離してしまった」という、本人としては不安ながら見送った球はピンに向かっていく。ピン手前7ヤードほどに着弾すると、コロコロと転がってカップイン。「ピンの奥に行っちゃうかなと思って見ていたら、消えたのでビックリしました」と笑顔で振り返った。

10歳からゴルフを始め、プロになってからは3年目。プライベートを含めても、これが「人生初めて」のホールインワンだった。そして舞台は、日本女子プロゴルファーNo.1を決めるメジャー大会。「選手権で初ホールインワンできたのは印象深いですし、忘れないですね」と記念すべき一打になった。

とはいえ、この日は「71」でホールアウト。「ホールインワンしても1アンダーだった。もったいないボギーが何個かあったし、ショットのミスでボギーがきていたので修正します」。2年連続予選落ちに終わっている選手権で、まずは週末行きを目指す。

そしてもうひとつエースが生まれた。高久の一組前、岸部桃子は実測175ヤードの17番パー3で達成。「すごく自分の思った球で打てていたので、最後までしっかり見たけれど、まさか入るとは」。高久とは対照的に、6番ユーティリティでの”完ぺき”な一打だった。

2022年6月「ニチレイレディス」第2ラウンド以来、ツアーでは2度目。人生では4度目だ。「朝から暑くて大変だったけれど、17番は難しいホールなので、そこでホールインワンできたのがよかった」と、終盤に順位を押し上げた会心の一打を喜んだ。

QTランク9位で今季をスタートさせたが、夏場まで不振が続き、リランキングは57位に沈んだ。「練習でできても試合でなかなかできないもどかしさが続いている。きょうはよくなってきていると思う」。2アンダーの好発進を後押しに、運を味方にしたい。

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