飛ばしが調子のバロメーター? 前半戦苦しんだ2人に上昇傾向【上期スタッツ振り返り・ドライビングディスタンス】

国内女子ツアーは「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で今季19試合が終了し、全37試合のうち半分を消化。来週の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から後半戦へと突入する。スタッツをもとにして、前半戦で活躍した選手たちにスポットライトを当てる。今回は『ドライビングディスタンス』。

“ゴルフの華”のひとつといえる飛距離で、ここまで1位に立つのは『264.04ヤード』を記録する穴井詩。記録が残る2017年以降で19、22年と2度ツアートップに立っている常連が、今年もいかんなくその“腕力”を見せつけている。

2位には昨年の飛ばし女王・神谷そら(263.97ヤード)、3位は葭葉ルミ(263.23ヤード)、4位に今季3勝の竹田麗央(262.48ヤード)、5位が小林夢果(258.12ヤード)と、やはり“飛ばし屋”と呼ばれる選手たちが上位をにぎわせている。

そのなかで気になるのが昨年『258.59ヤード』で3位になった櫻井心那と、20-21年シーズンに『257.26ヤード』で1位になっている原英莉花。それぞれ櫻井が『252.57ヤード』の10位、原が『249.40ヤード』の16位と“足踏み”している。特に原は、デビューした18年以降で250ヤード台を下回ってシーズンを終えたことがなく、ここからの上昇に期待したい。

もちろんそれでも飛ばしている事実に変わりはないが、2人とも前半戦は少し苦しい時間を過ごした選手でもある。だが櫻井はミネベアミツミで2位、原は2戦連続トップ10入りと、後半戦を前に調子も上がっている。そのミネベアミツミでは原が4日間平均『262.875ヤード』、櫻井が同『258ヤード』としっかり飛ばしている。やはりここが調子のバロメーターか? その豪快なショットで、苦しかった前半戦のイメージも吹き飛ばしたい。

【ドライビングディスタンス・トップ10】
1位:穴井詩 264.04
2位:神谷そら 263.97
3位:葭葉ルミ 263.23
4位:竹田麗央 262.48
5位:小林夢果 258.12
6位:岩井明愛 253.97
7位:内田ことこ 253.68
8位:川岸史果 253.31
9位:小祝さくら 252.77
10位:櫻井心那 252.57

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