北九州のローカル線に新車導入へ 運賃値上げ分で設備投資

部材は60年以上使用し、調達が困難なのだそう…。

環境にやさしいバリアフリー車両

 福岡県の北九州市と直方市を結ぶ筑豊電気鉄道は2024年7月3日(水)、鉄道旅客運賃の上限変更にかかる認可申請を九州運輸局へ行いましたが、その理由を「持続的に安全・安心な輸送サービスを提供するためには、運賃改定による収支改善が必要との判断に至った」としています。そして、安全を維持するための投資の中で同社は、新型車両の導入について言及しています。 同鉄道では、昭和時代の末期に導入された3000形電車が運行されていますが、部分的に更新を行ってきたものの、主要な制御器を保守する部材は60年以上使われており、調達が困難になっています。このため2026年度より、1編成あたり3億8000万円かけて新型車両を導入したい構えです。 新型車両は低床式車両で、高齢者のほか車いすやベビーカー利用でも乗降しやすいバリアフリー対応とされます。また、従来車両と比べ消費電力を大幅に削減し、環境にやさしい車両でもあります。 ちなみに運賃は初乗りで、現行の210円から「220円」となる予定です。

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