早くも効果実感⁉ 手束雅は拠点を岡山→関東で奏功「やっていることが形になってきている」

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第6戦 PGM CUP 初日◇30日◇セゴビアゴルフクラブ イン チヨダ(茨城県)◇6434ヤード・パー72>

「朝一のドライバーが右にいってしまったけど、うまく立て直せた」。手束雅(てづか・みやび)は序盤こそ耐えるゴルフになるもスコアを「71」とまとめ1アンダー・20位タイで初日を終えた。
手束は、2022年JLPGAの公式戦「日本女子オープン」では予選通過を果たすと4日間を戦いきった。さらに、同年のマイナビネクストヒロインゴルフツアー第10戦「PIM Ladies Tournament」で初優勝を挙げ躍進。昨年は出場9試合中4度のトップ10入りを果たすものの2勝目はならず。とくに、悪天候で27ホールの短縮競技となった昨年の最終戦では2位タイと惜しくも優勝に届かず涙をのんだ。そこから約半年、自身のゴルフについて振り返った。

今年から岡山→関東に拠点を移し新生活を送る手束は、同ツアーの解説をつとめる石井忍コーチの元で日々練習に励んでいる。コロナ禍で自粛を強いられていたため、やや時間をかかったものの「うまくなりたい。データで自分のゴルフを分析したい」という強い思いから拠点変更を決意。今は「ちょっとずつだけど、やっていることが形になってきている」と成長を実感している。

プレー面はもちろんだが、特に変わったのは「トレーニング面」だと話す。岡山でも筋力トレーニングは欠かさなかったが、関東ではゴルフに特化した大きな筋肉を鍛えるようになった。飛距離も10ヤードほど伸び、アイアンの番手も上がった。「こっち(関東)に出てきて良かった。ピンを狙えるショットが打てるようになった」と早くも効果を実感している。

そして何よりも、移動の時間が圧倒的に短縮したことも大きなメリットだ。以前までは移動日と後泊で体力を使い、練習まで手が回らなかった。今はその日のうちにプレーの反省、練習ができるようになり、効率よく時間を使えるようになった。さらに移動のストレスがなくなった分、まわりから「前より明るくなったね」と言われるほどメンタル面でも余裕ができたという。

新天地で再出発を切った手束。プレー面、メンタル面ともに強くなった23歳が上位を目指す。

※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。24年は14試合前後が予定。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などにより決められる。

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