「I’ll just keep going」 中島啓太が欧州初Vへにじませた“決意”

<ヒーローインディアンオープン 3日目◇30日◇DLF G&CC(インド)◇7416ヤード・パー72>

DPワールド(欧州)参戦1年目の中島啓太が、初優勝へ4打差の単独首位で最終日を迎える。「ベストを尽くしたい。いつものルーティン、いつものテンポで、いつも通りに。前進あるのみ」。初日から首位の座を守り続けており、「I’ll just keep going(このままいくだけ)」という言葉に気持ちを込める。
予選2ラウンドは連続で「65」を記録。第3ラウンドも、6バーディ・2ボギーの「68」を刻んだ。ガビン・グリーン(マレーシア)が「64」をたたき出すなど後続も追ってきたが、クールな表情はそのままに、さらに伸ばしていった。「プレーに自信はある。今週はボールストライキング、スイングの状態がいい。あと1日頑張りたい」。その内容も納得いくものだ。

日体大3年時の2021年「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」では、プレーオフの末に男子ツアー史上5人目となるアマチュア優勝を達成。3勝を挙げた昨年は、日本の賞金王にも輝き、今季から欧州を主戦場にしている。1月の「ラアス・アル・ハイマ選手権」(UAE)では4位になったが、2月29日開幕の「SDC選手権」(南アフリカ)初日には「80」を叩くなど、苦い経験も味わっている。だが今季6試合目で大きなチャンスが訪れた。

「アマチュアのときからたくさんの経験をしてきた。でもいまはプロゴルファー。去年は日本ツアーに出場して、とてもよかった。その経験は生きると思う」。23歳は成長も実感する。『笑顔でトロフィーを掲げたいね』と振られると、「そうだといいね」と言い、前を向いた。きっちり逃げ切って、日本勢では青木功、松山英樹、久常涼、星野陸也に続く、5人目の同ツアー優勝者になりたい。

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