
マンチェスター・ユナイテッドに所属する元フランス代表DFラファエル・ヴァランの獲得に、バイエルンが本腰を入れるようだ。26日、スペイン紙『スポルト』などが伝えている。
指揮官であるトーマス・トゥヘル監督がセンターバック(CB)の選手層を不安視しており、冬の移籍市場で同ポジションの補強に乗り出すと噂されているバイエルン。同紙は、バイエルンのスポーツディレクターを務めるクリストフ・フロイント氏が、「DFに関しては選手が不足しているため、この数週間でやることがある」とコメントしたと報じ、バイエルンがヴァラン獲得のために2000万ユーロ(約32億円)を提示する計画があると主張した。
また、マンチェスター・ユナイテッドとヴァランの現行契約が今シーズンで満了を迎えるため、獲得に多額の資金を投じる必要がないとも指摘している。
一方、同選手の古巣であるレアル・マドリードと争奪戦になる可能性にも言及。本人が復帰を希望していると噂される“白い巨人”だが、バイエルンが獲得レースに参戦することで、「移籍金が引き上げられることになる」と説明した。
いまだマドリードに自宅を構えており、かつて苦楽を共にしたチームメイトやカルロ・アンチェロッティ監督との関係を維持しているとされるヴァランだが、冬に活躍の場を移すことになるのだろうか。