往年の歌舞伎色を超えた!? 元・東急の通勤電車が大イメチェン 車内には畳とちゃぶ台も

弘南線のイベント列車「津軽『時巡』号」です。

列車名は濁ります

 青森県の津軽地方で鉄道を運行する弘南鉄道が2023年12月、弘南線の7000系電車1本をお座敷車両としてリニューアル。イベント列車として活用するといい、名称を「津軽『時巡』号」(つがるとぎめぐごう)に決定しました。  同時に前面のデザインも変更。なお名称とデザインは公募し、総数は307件に及んだそうです。名称の由来は「弘南鉄道の四季に応じたイベント列車の『季節(時:とき)』を巡る旅と、イベント列車の『ときめき・わくわく感』を訛りも交えて掛け合わせた」とのこと。 車内は「和」の雰囲気を持ち合わせたデザインへ。一部の座席は畳です。用途に応じてバリエーション豊かな車内レイアウトが可能だといい、床面にも畳を敷いてお座敷列車として運行できます。テーブルも10卓が設置可能です。 車内にはほかにも、沿線観光施設の壁画や木彫刻が設置されています。木彫品は、同社が毎夏に運行している「金魚ねぷた列車」をモチーフにしたものだそう。 車体前面はこげ茶色をベースに、春夏秋冬それぞれを日本の伝統色で表現。わくわく感やときめき感も感じられるデザインです。弘南鉄道によると、12月時点ではラッピング作業を進めており、年明けにツアー列車としてお披露目する予定だとしています。 ちなみにお座敷車両となった7000系は、元は東急電鉄で使われていた通勤形電車です。東横線や目蒲線(当時)、田園都市線などを走った同社の主力でした。劣化の少ないステンレス車体が評価され、1988(昭和63)年に弘南鉄道へ渡ったのでした。

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