まるでワープな“快適バイパス”全通の効果てきめん? 国道3号「黒崎バイパス」で駅前の渋滞激減「目に見えて車減った」

ただし詰まるとヤバい?

国道3号「黒崎バイパス」全通の効果でる

 国土交通省 北九州国道事務所は2023年12月13日、国道3号「黒崎バイパス」で3月に開通した「春の町ランプ」「陣原(じんのはる)ランプ」整備後の交通状況と効果について発表しました。

 黒崎バイパスは混雑の激しい黒崎駅・八幡駅付近の国道3号を、JR鹿児島本線の線路北側へバイパスする道路です。3月まで、バイパスの東側は北九州都市高速へ直結するだけで国道3号とはつながっていませんでしたが、八幡駅東側でJR線をまたぐ「春の町ランプ」が開通したことで、いよいよバイパスとしての機能を発揮。さらに西側で国道3号と接続する「陣原ランプ」も暫定2車線から4車線に増えました。 市街地を一気にスルーするバイパスとしての本領を発揮してから半年、黒崎バイパスの交通量は一気に191%も増えた区間もありました。 他方、国道3号の現道は、黒崎駅西側で国道200号と交わる筒井町交差点で35%も減少し、朝ピーク時でも渋滞長がゼロになるなどしています。SNSでも、「目に見えてクルマが減った」といった声も。 北九州国道事務所は次のような整備効果を取りまとめています。・各種施設が集積する東田地区から10分圏域が拡大。・国道3号利用時の所要時間のばらつきが平均約7分短縮し、定時性が向上。・バイパス沿線並行道路の旅行速度が、朝ピーク時で約6km/h向上。・朝夕の通勤・帰宅時間帯のバイパス沿線並行道路で20km/h未満の低速走行区間が半減。 このほか、高架構造の黒崎バイパスができたことにより、大雨などで国道3号が冠水した場合でも通行止めの影響を受けることなく、災害に強い道路ネットワークが確保されたとしています。 なお現在、前出した筒井町交差点付近で黒崎バイパスから国道200号へ直結する黒崎西ランプが建設中です。この工事により、筑豊電鉄の西黒崎駅が2021年から4年間にわたり休止中となっていますが、工事完了後は営業を再開する予定です。

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